2025年新潟大学学長選考の経緯
学長選考・監察会議委員
・学長選考・監察会議に関する
新潟大学のサイト
・
新潟大学学長選考基準
7月25日
意向投票について
8月8日
所信表明
8月29日
投票(8/28)の結果
小野寺理 (882票),染矢俊幸 (420票),川端和重(197票).
記事
9月22日 有権者156名から学長選考・監察会議委員に対する
要望書
の提出 (
記事
)
9月23日 新潟大学長選考意向投票尊重を 教員有志が要望 (
記事
)
9月25日 学長選考会議開催,(小野寺委員は,候補者となったので選考会議から外れ,9月25日は9名の委員(学外5名,学内4名)で審議
国立大学法人新潟大学学長候補者の選定について(公示)
)
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第106回学長選考・監察会議議事概要
□
議事概要コメント
実に驚き!! 選考理由には意向投票についての評価,説明が見当たりません.意向投票の有権者は,職場の中で候補者の人柄.仕事ぶりを知り,大学・職場の現実を肌で感じている存在です.学外委員よりも大学と候補者を知っているはずです.ゆえに,意向投票には,それなりの重きがあります.意向投票と異なる決定をするならば,なおのことその説明が必要です(子どもでもわかる論理).意向投票を覆した理由を書けないのは,説明しにくいことがあるから? と思うのが常識です.
意向投票に機械的に従う必要はありませんが,選考理由には有権者,国民が「なるほど」と納得できる内容が必要です.もしそれがなければ,学長の権威を貶めることになります.選ばれた人も,大学構成員も誇りを失うことになります.筋の通らないことはすべきではないのです.
9月26日 新潟大学長に染矢氏 前医学部長「教職員意向投票は2位」(
記事
)
9月26日
大学有志による声明書
選考会議は,有権者,広くは国民に対してどのような説明責任を果たすのか,その成り行きが注目されます.
案の定,新聞テレビでもニュースになり始めました.
9/26 新潟大学 約6時間に及ぶ審議の末、次期学長に染矢俊幸氏を選出
記事
9/27 学内分断 懸念広がる 選考会議委員「今後の改革期待」
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9/28 2倍超の票数差を逆転、5時間超の会議…波紋呼ぶ国立大の新学長選考 現場から戸惑いと抗議の声
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9/ 28 新潟大学・学長選考で意向投票2位候補が逆転選出~「制度OK」でも民意無視の矛盾を専門家が解説
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10/2 投票で「大差の2位」の人が学長に選出…またも繰り返された学内軽視 大学自治が揺らぐ原因をたどった先には
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10月8日 人文学部教授会で以下を可決 (投票総数46,賛成34, 反対1, 白票11.)
決議文
国立大学法人新潟大学
学長選考・監察会議 御中
9月25日に開催された学長選考・監察会議においては,全教職員を対象に実施された意向投票の結果に関して,どのような検討がなされた上で学長候補者を選出したのか,具体的な説明をお願いします。
2025年10月8日 新潟大学人文学部教授会
10月15日 農学部教授会にて、「農学部として選考監察会議・議長に対して、選考過程の説明を求める」ことが決定.
10月17日 教育学部教授会で以下を可決 (投票総数65,賛46, 否3, 白票16.)
決議文
国立大学法人新潟大学
学長選考・監察会議 御中
9月25 日に開催された学長選考・監察会議においては,教職員による意向投票の結果に関して,どのような検討がなされた上で学長候補者を選出したのか,具体的な説明をお願いします。
2025年10月9日 新潟大学教育学部教授会
10月21日 新潟日報(デシタル)[新潟大学・新学長選考] 職員組合が「選考過程の具体的説明」求める声明発表
【全文掲載】
10月24日 工学部教授会にて以下の要望書を採択 (賛成26票、反対3票、白票3票).
要望書
国立大学法人新潟大学
学長選考・監察会議 御中
去る8月28日に学長候補者選考にかかる意向投票が行われ、得票第一位の学長選考候補者が有効投票の過半の票を得ましたが、9月25日の学長選考・監察会議では、得票第二位の学長選考候補者が学長候補者に選定され、常勤教職員の多数意見と異なる結果となりました。他大学でも、得票第二位の学長選考候補者が学長候補者に選定される例はありますが、有効投票の過半数を得た選考候補者が選定されなかった例は極めて稀です。
本学が多くの課題を抱える中で、今後、教職員が一丸となって課題に取り組むためにも以下の二点について、具体的な説明を要望いたします。
【要望事項】
学長候補者選考の過程で、教職員による意向投票の結果をどのように考慮したのかをご説明願います。
学長候補者選考の過程で、個別面談の結果をどのように考慮したのかをご説明願います。
2025年(令和7年)10月24日
新潟大学工学部教授会
令和7年11月26日 学内の意見・説明要請を受けて,学長選考・監察会議の三輪正明議長が
「学長候補者の選定について」
を公表.
残念ながら,この文書には第9条「学長候補者の選定」の各段階での票数が示されず,教授会が求めた意向投票を覆すほどの理由も明示されていません.「なるほど」とは言い難い内容でした.学長選考・監察会議の信頼度はかなり下がりました.同会議の言う「大学全体が一体になり」とは裏腹に,ますます構成員は執行部から離れてしまいそうです.
11月28日新大職組教育学部分会機関紙「海鳴」No. 243
学長選考について思うこと
12月5日新大職組教育学部分会機関紙「海鳴」No. 244
学長選考を考える(第1報)
12月8日新大職組教育学部分会機関紙「海鳴」No. 245
学長選考を考える(第2報)
学長選考・監査会議の記録に関する透明性確保の要望について
12月17日
「学⻑選考を考える」集会
の開催
集会決議
資料1
学長選考・監察会議の記録に関する透明性確保の要望について ― 千葉大学の対応を参照して
資料2
資料1のスライド (要点のまとめ)
資料3
透明性確保の要望_想定 Q&A
資料4
資料3のスライド (要点のまとめ)
資料5
学長選考を受けた工学部の動き
資料6
教育学部分会から
12月18日 新潟日報記事
「票数,判断理由開示求める」
(
同記事のweb版
)
上越教育大でも新潟大と似通った事例.川崎学長の賢明な辞退により混乱を避けることができました.
新潟日報記事:2020年12月26日
12月25日 教育学部教授会 決議文(再質問)
(決議文への回答に対する再質問)
1月15日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 247
学長選考を考える(第3報)
2月4日 学長選考・監察会議 三輪正明議長の追加説明
学長候補者の選定について(追加説明)
納得できる説明はなく,同じ答弁を繰り返す,国会の答弁に似てきました.「追加」といいながら何が追加されたのでしょうか.ますます闇が深まりました.
2月5日 人文学部教授会で再質問の決議案が賛成多数(投票資格者46名 投票総数45 賛成33 反対6 白票6)で可決.
決議文
2月7日 新潟日報の学長取材「組織運営では対話や情報共有に力を注ぐ考えを示した」
記事
学長は記者会見で「対話や情報共有を大切にし、判断の背景も説明するなど納得感のある意思決定を行うことで、見える運営をしていきたい」.真理探求の大学の長の言葉に二言がないかは,本件の経緯で明らかにされるでしょう.
2月16日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 249
学長選考を考える(第4報)
2月18日 教育学部教授会
決議文(再々質問)
誠に残念ながら、今回の回答も多くの教職員が納得のいくものではありませんでした。回答された内容は、問題の本質を避けているように受け取られ、選考の公平性に対する疑念を益々強めており大変遺憾です。
2月26日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 250
学長選考を考える(第5報)
3月10日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 251
学長選考を考える(第6報)
3月30日 人文学部教授会で再質問の決議案への三輪正明議長からの回答.
「人文学部教授会決議文について」
3月30日 教育学部教授会で再質問の決議案への三輪正明議長からの回答.
「教育学部教授会決議文について」
人文学部と教育学教授会への回答は同一文言で機械的な対応に終始しています.「議事録の作成,公開,及び投票結果の票数の公開を行う予定はありません」とのこと,学長選考・監察会議が,教授会の真摯な質問を一方的に拒否しました.彼らに学長の選考,任期及び解任,自己点検・評価,学長の業務執行状況の調査・監督を任せて大丈夫か,それとも説明できないことをしてしまったのか,新たな疑問が湧いてきます.やはり,学長選考・監察会議に対する「国民審査」と同様の仕組みの必要性を感じます.
4月6日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 252
学長選考を考える(第7報)
一方的な幕引き宣言で事態は悪化.三輪正明議長は民法第一条の信義則の原則をご存知のはずです.質問に誠実に回答することで,事態が終息するのではないでしょうか.また,それが信頼回復の唯一の方法です.
4月30日 新潟大学職員組合教育学部分会機関紙「海鳴」No. 254
学長選考を考える(第8報)
教職員有志の声明(3月27日)の掲載。説明責任の放棄、公文書管理法の問題が指摘されています。
問題が起きてから7か月が過ぎました。大学構成員は納得できる説明を再三求めたましたが、当局はそれを避け続けています。ここまで来ると、選考過程の問題だけでなく、不誠実な当局の姿がより重大な問題として浮かび上がってきます。問題解決をしないで、不誠実な対応に終止する姿は、水俣病の70年を思わせます。
5月14日 教育学部教授会決議(
決議文
) 説明責任が果たされていないと判断し,学⻑選考・監察会議の発⾔内容のおよび全3回に渡って実施された投票の結果の開⽰,議事録の作成、公開、及び投票結果の票数の公開を⾏なわない理由(公⽂書等の管理に関する法律,千葉⼤学ての議事録),次回の選考に向けて改善が必要な事項,などを求めています.
6月3日 人文学部教授会決議採択(有効投票数48,賛38,非7,白3)
6月16日 「京都大学でも異変!」総長の選考で意向投票3位の立川康人副学長が選ばれました.
第28代京都大学総長候補者選考結果
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京都大学職員組合声明
(6月19日) この選考会議においても,有権者が納得できる選考ができていないようです.
学長選考という仕組みは,大学自治を蝕み,政府のための大学へと変質させています.独法化という名前で国家への従属が強まっています.選考会議ではどのような力学が働いているのかを知るための議事録が公開されていません.これは密室であり,まともな選考の場とは言えません.
6月24日 新潟の教育情報No. 144, 岡野勉「
新潟大学における学長選考問題 --- 国立大学は誰のものか---
」発刊