アンケートの声

                         

1   教育活動

○今年度は、年度途中で退職しなければならないのに、部活動の主顧問を持たされて
いる。いいように使われているようにしか思えない。              
                                      
○不都合を感じたのは、臨採という立場ではありましたが、今まで、保護者の方々、
子どもたちとは、良い関係で過ごすことができました。むしろ、学級経営に専念でき
るように校務分掌について配慮していただいたことが多く、やりやすかったように思
います。                                  
                                      
○ある日突然、恣意的なことがらで解雇されることもあるので、雇用の形態によって
はきわめて教育計画をたてにくいと思う。                   
                                      
○退職後、講師をされている先生と教採不合格のために講師をしている先生では後者
のほうが教科が多分野(3分野以上)にまたがり、(例)農経教科と生工と、現場中
心教科のかけもち授業・実習等の準備で苦労することがある。また、科務室が多くな
るので、連絡がつけにくい。                         
                                      
○非常勤講師の場合、常に学校にいるわけではないので、時間変更や学校行事等につ
いての連絡が遅れて伝わってくることがある。                 
                                      
○生徒個人の情報がなかなか入手しにくい状況のため指導に迷うことがあります。 
                                      
○生徒の実情がつかみにくい。(情報が入ってこない)             
                                      
○いくつかの学校を「かけもち」している場合、そのことに対して(「この学校の専
属ではない」ことに対して)生徒がどのように感じるのかが、よくわかりません。「
信頼できない」という態度は見られないのですが…。              
                                      
○8月に離職、給与が低い、次の職の保障がない、年休、病休に違いがあったりなの
に、職務は正教員とすべて同じに割り振りされる。臨時の事情で仕事を断ったために 、
学年主任に挨拶も返してもらえないでいる。臨時の事情がわからない管理職が増えた 。
                                      
                                      
○養護助教諭をやっておりました。責任は小さい学校だったので、県費(給与、旅費
)と保健をやっていましたが、校長以下職員の差別による意地悪や無視があり、とて
も苦労した年が何年もありました。そうでない方もいるのですが、責任だけは平等に 、
いや身分が低いだけかえって先生方の子守のようなことまでさせられ、いやな思いを
しました。たとえ、雇用上臨時でも子どもの前では一人の先生であることを校長に知
らせ、差別はやめてもらいたいです。
                                      
○クラブ活動を二人で担任していたとき、相手の方はほとんど年休(子どもの病気、
他)で、一人で担任することが多かった。お礼の言葉もほとんどなし、給与をもらっ
ているから当然と考えている。正採用の人はわがままである。嫌なことはすべて臨時
に押しつけるように感じる。私たちの立場を少しも考えない人がいる。      
○時間雇用では実務をこなすことが困難である。しかし、事後処理の時間が認められ
ないことや、事前準備の時間も設けられないことが多いのは残念だ。       
今年は一ヶ月間しか仕事がなくもその点ではたいへん不安でしたが、勤務のあるとき
は職場でも子ども、親との関係でも恵まれていることがありがたいと思っています。
                                      
○割り切って短期決戦でやってきたが、常に自分は臨採であるという負い目が意識の
どこかにある。                               
                                      

2   労働条件

○8/30までの病気休暇のかわりなのに7/23の辞令しかもらえず、転出児童や指導要
録 の上では8月中も私が担任であるように記入して、いろいろの仕事(夏休み中に や
る こと)をこなさなければならないのはとてもおかしいと思う。保護者等がこのこ と
を 知ったら一番困るのは教育委員会ではないかと思う。              
                                      
○本県は、労働慣行上、辞令があっても学校長の恣意的な判断で退職させられると聞
く。このような点は改善してほしい。学校長が全面的に採用の窓口にあることは、疑
問を 感じる。以前、学校長に対して管理主事に交渉を求めたが断られた。      
離職期間をおかなければならない点はとくに改善してほしい。これを理由に解雇する
学校長もいると聞く。                            

○離職期間の短縮

○離職期間を短縮すること。1日付採用。期末手当の日割り支給。長期休暇中の無給
をなくす。健康診断費用は県教委が負担すること。引継ぎ日は3日に、給与は2級に 。
健保・年金の切り替えは教委が行うこと。少人数学級実現で現在の臨教を全員際採用
に。

○離職期間の撤廃
  
○離職期間が1ヶ月あること、1日付けの辞令を出さないことでほとんど給与に結び
ついている。年々給与について厳しい条件がつきつけられている。

○夏休み中の給料は出して欲しい。

○健康診断は保険がきかず、採用のたびに支払うので積もるとかなりの額になる。 形
式だけの健康診断はいらないのでは(病気を見つけるためのものではないとすると医
者にいわれたことがある)

○産休、育休の2度にわたる健康診断書の提出

○健康診断のわずらわしさ(費用も含む)

○任用期間が終わり、事前に教員事務所や教育委員会に足を運んでお願いしても、待
機が半年も続いたり、タイミングよく教育事務所を尋ねた人に話が回ったりするので 、
登 録してある書類を見てくれているのかと不安になります。順番を待っている人が 多
くて仕事がないと言われますが、こういう不安を解消する手立てはないものかと思い
ます。

○給与「1級」→「2級」へ

○18年ほど臨時採用を続けていますが、ほとんど(1ヶ月の離職はありましたが)(
採用された学校の校長に次の仕事をさがしていただくという方法で仕事が次々とあり
ましたので)次々に仕事をいただき、不満・不安なくきました。ところが今年3月で
前任校の任期が終わるのに、4月から職もなく、経済的にとても困ってしまい、教育
委員会に何度も足を運びようやく病休の方の代替1ヶ月ほどの仕事をいただきました 。
又、失業手当の手続きをしてもらい何とか食いつないでいるところです。今回は非常
にピンチです。年齢も40才代ということで、もういらない存在なのでしょうか。臨採
に仕事を回してくれるかかりはいないのでしょうか?

○病気休暇の有給

○年休の日数

○どれも改善して欲しいことばかりです。1ヶ月離職なのであれば、きちんと休ませ
と欲しい。指定休なども、学校によって対応が異なっている。年休の少ないことを理
解して下さる人と、そうでない人がいます。

○その他 採用が月の末日に近い時でも社会保険料は1ヶ月引かれ、給料は日数計算
で支給されるので、収入がマイナスになったことがあった

○次の職が早く見つかること

○年休を増やしてほしい。

○2ヶ月くらいで、保険や年金を切り替えさせられ、手続きが大変である。しかも、
2ヶ月分を一度に支払いさせられると、手元に残る給与がわずか。

○臨時なのだから待遇が悪いのは仕方がないと思う。けれども、臨時の職の機会を確
保してほしい。

○常勤から2年目に非常勤に変わったとき、健康保険や年金、住民税の負担などで大
変経済的に苦しかった。

○言われるままに、働かされているというのが日々でした。勉強不足で、労働条件等 、
よくわかりませんでしたが、この会の情報をいただくたびに、力が湧いてきます。同
じに働いているのに、待遇や手当て等で、矛盾を感じることが多々あります。日々、
安心して労働できるよう、これからもよろしくお願いします。

○1年を通して働けることを願っています。                  

○昼休みや放課後の生徒指導に報酬がない。                  
                                      
                                       

3   教員採用制度

○私は、2次試験を3回連続で落とされました。たった、20分の面接でどうして人
物がわかろうかと思う。臨時教員の場合、所属校での勤務評価をもとに、選考して欲
しい。日常の勤務態度は、面接でわかるはずがない。

○わたし自身は教員になる気はなく(正採)試験も受けたことがないので、何か言え
る立場にはない。でも、本当になりたい人・熱意のある人がなれる制度になって欲し
い。

○年休の多い正式な教員の方を見ると、体力テストや水泳テストなどにも疑問を感じ
ます。私は、休まずに働いているのに!!つらいのをがまんして仕事をしていると、
バカバカしくなってしまいます。

○試験について…
勉強していると、すっかり忘れてしまっていることや、わからないことだらけで情け
なくなってしまいます。採用されている人たちとそんなに違うのだろうか?仕事をし
ているときはそれほど感じませんが、6年余り、相変わらず、つらい日々、不安な毎
日です。今の職場は早く終わりたいです。
○採用してくださった校長先生には、気持ちが伝わっているとは、思うのですが、現
場にはいないで採用を左右する方には通じないんでしょうね。機械的?(年齢で?)

○出題される試験問題は、いわゆる「知識詰め込み」型の問題であり、教育制度の弊
害とされる受験や入試と遜色がなく学問的な学問的な水準をまったく感じることがで
きない。出題者の学問的な水準も余り高いとは思えない、何度か受験してみたが余り
よい制度 であると思えない。

○出題者を公表するぐらいのことをしたほうがいいと思う。これは入学試験ではない
のであるから。

○人物を重視すべきではないでしょうか

○経験豊富な人をどんどん採用してほしい。特に年齢も50才くらいまでにしてほし
い。最近の新採用は、返事、挨拶もできない。このような人に子どもを任せられない 。
礼儀を知らない人が一杯。

○採用試験なので一定の成績を取らないと名簿に載らない趣旨は理解できる。しかし 、
ペーパーだけで判断しない方法はないものでしょうか。


4   声

○私は、今年度から常勤として講師をしているのですが、このような会があることを
今回初めて知りました。採用試験と教育実践の両立は大変ですが、日々充実している
ように思います。ですが、話を聞くとやはり、非常勤の場合大変だと聞きます。(給
与の面)

○管理主事や学校長とは、採用される度に、トラブルがおき交渉している。個人的に
交渉すると知識の不足などを感じる場合が多い。特に県は、法律を悪用することを得
意としているようである。何かトラブルがおきたりしたときは、アドバイスを賜りた
いものである。                               

○臨時教員の待遇改善のため、活発な活動をお願いいたします。         

○臨時教員であるからといって決して手を抜くことはできない教育です。身分の保証
や経済的な安定のために、これからの活動に応援していきたいです。       

○私たちの待遇改善のために活動されている方々に感謝申し上げます。今回の4つの
成果は本当にありがたく思っています。                    

○現場にいて、少人数学級の実現は切実だと思います。1人1人の子どもたちを大切
にすることができるのは、学級の人数を減らすことだと思っています。      
○いつも「麦」をお送りくださりありがとうございます。カンパもしないのに申し訳
ないなぁという気持ちで、読ませていただいてきました。臨時でやっている方々のほ
とんどは教員を目指していることと思います。これからも臨採の人たちが安心して働
けるようお願いいたします。                         

○長い間、臨時をしていて感じることですが、正教員(3年以内で臨時から正教員に
なった方も含む)の方々には、臨時教員が、どれくらい不当に扱われているか、涙を
流しているか、知らない人がほとんどです。(やはり、どんなことでも苦しみはその
当事者が一番よくわかっています。)                     

○もし、臨時がどれだけ苦しいかわかったならば、きっと力になってくれると思いま
す。しかし、その臨時の声は教諭の方には届きません。離職期間があることさえも知
らない方もいます。「麦」を読んでもらいたいと痛切に思います。コピーして職場で
配るなんてことは、許さないです。                      

○もし、臨時教員だけでなく教諭の方々の認識が上がれば、組合などの力もかりて、
県教委にプッシュしてもらえるのではないでしょうか。とにかく、教諭の方々は臨時
教員の不当な扱われ方を知らなすぎます。どうにかして、「麦」を読んでもらうこと
はできないのでしょうか?会費がもっと上がってもかまいません。        

○この「改善を求める会」は私たち臨時にとって、心の寄りどころです。苦しくても
「麦」に書いてある言葉をかみしめて。「苦しいのは自分だけでない。がんばろう!
」という気持ちになります。本当にありがとうございます。「麦」のお便りを通して
臨時教員の心と心をつないでくれたことは、とても意義のあることだと思います。乱
筆・乱文本当にすいません。                         

○もしお力になれるようなことがありましたら、喜んでお手伝いします。毎回毎回、
臨時の方々の言葉に共感して涙が出ます。                   

○給与の号級が上がったり、年休が10日まで認められたり、改善を求める会ががんば
ってかちとった結果だと思います。あきらめずに相手に求めることで変わることがで
きるんだと実感しています。これからもがんばってください。          

○今は、任期が切れ離職していますが、改善を求める会からの便りは力強いものがあ
ります。これからもどうぞ、よろしくお願いします。              

○私たちあっての学校ではないか。もっと大切に取り扱ってほしい。給与以上の仕事
をしている。臨時の人は弱い立場にあることをもう少し学校側もわかってほしい。担
任は7/30、級外は7/23に辞令が切れるのは、おかしい。もう少し次の職場を心配し
てほしい。                                 

○採用試験に向けての勉強会をした方がよいのでは。臨時で苦労している人を一人で
も多く教育界に送り込んだ方がよい。                     

○大変感謝しております。細々とした仕事を不利な条件の中でやってくださっている
ことをただただありがたいと感謝しております。