研究室と進路の選択に臨み考えるべきこと

 機械研究室で教員志望の卒論生は,幸いに全員採用を続けています.この事実は,卒業研究に熱心に取り組むことが,教員採用に有効に働いていることを物語っています.学問に向かう姿勢は,教員としての人間形成や学力・知識に大きく影響します.卒論を放り投げ,教採や就活ばかりしている学生は,率直にみて人間として成長する機会を台無しにしています.小手先の対策講座やガイダンスは本当に効果があるのでしょうか.それを証明した例を見たことがありません.卒業研究との向き合い方,研究室の選択は,結果として学生の人生を大きく左右します.ぜひ,研究室の選択だけは,真剣に考えてほしいものです.「手抜き,努力なし」でよい成果がえられるという理論はありません.
 学生諸君!厳しい就職状況の現状を直視して,先人の学問を地道に学び,自らを鍛え,社会性を身につけ,人間として成長する卒業研究が必要です.「愚公山を移す」の精神で卒業研究をしてみませんか.

機械研究室卒業生進路
卒業年度進路
1983年度新潟県中学教員正採用1名,新潟県小学校教員正採用1名
1984年度新潟県中学教員正採用3名,新潟県小学校教員正採用1名
1985年度新潟県中学教員正採用1名
1986年度新潟県中学教員正採用1名
1987年度広島大院進学1名(奈良教育大教員,現 関西大学)
1988年度福島県中学教員正採用1名
1989年度富山県中学教員正採用1名
1990年度新潟大院進学1名(現 琉球大学工学部教員),山形県中学教員正採用1名,新潟県中学教員正採用1名
1991年度群馬県中学教員正採用1名,新潟県正採用1名
1992年度配属なし
1993年度配属なし
1994年度配属なし
1995年度配属なし
1996年度名古屋大院1名(現 大同大工学部教員),民間企業採用1名(オフィスインテリア)
1997年度新潟県小学教員正採用1名,山梨県中学教員正採用1名
1998年度配属なし
1999年度配属なし
2000年度配属なし
2001年度配属なし
2002年度私立中学校正採用1名,新潟県中学教員正採用1名,新潟県警1名
2003年度配属なし
2004年度民間企業採用1名(JR・新津車両工場),地方公務員採用1名
2005年度民間企業採用1名(大規模小売),新潟県中学校教員正採用1名
2006年度神奈川県中学校教員正採用1名,千葉県中学校教員正採用1名
2007年度長岡市正採用1名,新潟県中学校教員正採用1名
2008年度新潟県小学校正採用1名
2009年度新潟県中学校正採用1名,大阪府中学校正採用1名
2010年度配属なし
2011年度東京都中学校正採用2名,大阪府中学校正採用1名
2012年度東京都高校正採用1名,名古屋大学教育学部編入
2013年度 東京都中学校正採用1名,上越教育大院1名
2014年度配属なし
2015年度 千葉県中学校正採用1名,愛知県中学校正採用1名
2016年度 配属なし
2017年度 配属なし
2018年度愛知県中学校正採用1名
2019年度東京都中学校正採用1名
2020年度横浜市中学校正採用1名,東京都中学校正採用1名
2021年度大阪府中学校正採用1名
2022年度配属なし
合計教員40名(小4, 中32, 高1, 大3), 公務員4名, 民間3名