新型コロナウイルスの状況下でも安心して機械実習1を実施.
学生は授業で育ちます.が非対面授業を原則としています.事なかれ主義,責任回避の姿勢が問われています.その被害者は学生です.学生の声に耳を傾けるべきです.
「これが授業と呼べるのか」朝日新聞2020/8/5,
朝日新聞2021/1/24>.そのほか,
オンライン試験にブチギレ(YouTube)もあります.
さらに,学生とその家族は経済的に厳しい状態です.まともな対面の授業をせず,立ち入り禁止で施設の使用も不十分です.にもかかわらず,授業料は例年通り徴収し,「2021年度入学からは携帯型パソコンを必携化」を1/22の大学教育委員会で決定しました.授業料を聴取しながら,授業に必要な機器を学生に購入させることについては疑義があります.学生の声を聞くこともなく,説明もなく,一方的に決定することは誤りです.学生の意見では,機器購入に対して授業料減額してほしいとの声が多かったです.
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水焼入れ | 焼鈍処理 | 試験片の研磨 |
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エッチング処理の討議 | 機械振動実験 | データ解析中 ?? |
大学設置基準でも非対面の授業については,卒業要件の半分未満に規定 (60単位を超えない範囲内)されています.無原則的なオンライン授業は大学設置基準に抵触しませんか.
新型コロナウイルスと正しく向き合う
やみくもな非対面授業=無差別自粛は,教育研究の放棄に等しいかもしれません.学問の府におけるコロナウイルスへの対応は,科学的かつ合理的精神が大切です.新型コロナウィルス感染についての科学的知識に基づいて過剰な不安を抱かず,適確な行動が肝要です.
無差別自粛のストレスや抑圧感情は,感染者に対する攻撃へと向かう一因です.都知事は自粛,地方知事は「都民は遠慮してほしい」などは差別を助長する不用意な発言です.必要なことは,感染しているか否かの検査と科学的区別です.合理的区別により,必要な人には理解を得て自粛協力を仰ぐことです.感染していないならば,安心して普段の生活をすればよいのです.
なにを置いても検査態勢の遅れを克服することが大切です.それを放置して,自粛のみでは感染を食い止められず,やがて経済,生活が崩壊します.症状が出て何度も医療機関をたらい回しして,ようやく検査では,後手後手です.国は,なぜ検査しないで野放しにするのでしょうか.知らぬ間に,自由権を奪われた国民統制が支配することも危惧されます.例えば「学生の行動制限の強化について」(長崎大)は憲法31条(行動の自由)に抵触する気もします.
新型コロナウイルスの科学的理解
新型コロナウイルスについての本が刊行されるようになりました.科学的知識を持って物事を考えることが大切です.
- 黒木登志夫,新型コロナの科学-パンデミック、そして共生の未来へ,中公新書 (2020).
新型コロナウイルスについての広い知識が身につきます.まず,読んでおくべきです.
- 西村秀一,新型コロナ「正しく恐れる」,藤原書店 (2020).
誤った感染防止や意味のない過剰な対応について,専門家の立場からアドバイスしています.
どのような理解と行動が必要でしょうか.
- 本来は,安全なら普段通り,疑わしきは自粛
2週間以内に自分の生活圏でコロナの疑いや検査した人がいなければ,自分の周囲の生活環境は安全と言ってよいと思います.普段通りです.日々の健康管理が基本です.もし,具合が悪ければ,当然,自宅待機と検査です.具合が悪い,感染が疑われる人は,出勤・登校は厳禁です.マスクを必要としない人(非感染)だけが,入構すべきです.大学は,安心して教育研究できるためにもcampus with no muskを確立すべきです.
with a muskは,感染者が出歩くことを許容しています.マスクをして出歩く社会で良いのでしょうか.銃社会と似た問題です.
- COVID-19は空気感染により広がります.しかも,どのくらい感染力を持ったウイルスがいるかが問題です.
- 不特定多数との接触が想定される場合については,
奈良県立医大附属病院・感染症専門医・笠原敬教授の説明および仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長・西村秀一氏のインタビュー (朝日新聞2020/7/11)
を参考にしています.
- 互いにマスクをしていれば,相手が新型コロナウイルスの感染者でも感染の心配はない.
(防護服は患者と直接接触するときに使用)
- それでも感染可能性があるとすれば「指手感染」.石けんで手・指を洗うことで十分防止できる.
- 新型コロナウィルスは皮膚から侵入しない.
粘膜から細胞に侵入して増殖する.「手で顔(粘膜の集まり)を触るのは良くない」手洗いしてから顔を触る.
- 手,顔を洗うこと,うがいは大事
- ウイルスは自ら増殖できない.(細菌は環境が良ければ増殖するが)
- 新型コロナウィルスは数時間で不活性となり感染力を失う.
2020年8月25日,朝日新聞に西村秀一氏の学校向けのインタビューが掲載されています.
学校の「感染対策」ずれていないか 机の消毒・屋外でマスク・・・科学的根拠は?
例えば,厳重な汚染対策をすべき原子力発電所では,厳密に防護しています(こんな感じ).それは,このようなスタイルで生活する社会にならないように放射能を防護しています.Testing, testing and testing!です.どこでも正しい知識と,技術が必要です.コロナウイルスの防護も放射能と同じ考えに立つべきです.
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