ワープロの開発
- 目的
- 英文タイプライタのように使える日本語のタイプライタがほしい.コンピュータと日本語の会話ができる手段がほしい.コンピュータの技術を日本語の文書作成に活用したい.
- 人間のスタイル
- 頭の中にあるアイデアを文章にしながら,カナ漢宇まじりで文を書く。漢字を特に意識しなくても,すらすらと漢字で書ける.いま書きつつある文章を見ながら,正しくかけているかどうか調べる.書いた文章を見ながら,次の文章を考えていく.
- これを機械で援助しようというのがワープロである.したがって,できあがった原稿の入力や住所の入力という局面でとらえるのではなく,文章を考えながら作るという知的な局面で人間の作業を援助するというのがワープロである.
- 入力方式
- カナ漢宇変換,考えながら入力するのであるから,変換場所は文書作成位置
- 同音異義語
- 当初は単語の辞書を索引して,そのまま表示する方式.同音異義語は人間が選択.その後,選択された同音異義語は辞書の先頭にくるように学習機能をいれる.人間は同じことを繰り返すと心理的に負担である,しかし最初は興味を持つので,この方式はよい結果が得られた.
- 単語辞書
- 1万語くらいでは不足,国語辞典の5万語くらいが目標.それ以上は,ユーザー登録が効率的とされた.特に,文章作成中の登録はよい評価を得ている.