日本語入力方式
英文タイプライタと日本語入力の違い
- コード入カ方式
- 印刷業界などの専門家用タイプ,コードとしてはカタカナが用いられる.訓練の期間は長いが習得するとかなり早いスビードで入カできる.顧客名や往所などのデータペースを作るときは便利である.この種のデータは漢字が多く、かつ文章と違って意味のある単語は少ないので漢字変換する必要がない.カナ漢字変換のように画面を見る必要がない.
- 和文タイプライタ方式
- 漢字を全部配列しておいて,ペンタッチにて入力する方法.操作が簡単でだれにでも説明できる.しかし,練習をしても能率が上がらない.JRの発券機など
和文タイプの場合は紙に書いた原稿を経由する必要がある.
- カナ漢字変換方式
- カナで入力してコンピュータのカで漢宇まじり文に変換させる方式.古くは昭和30年代から研究されてきた.
日本語には英語のような切れ目がない.同音異義語が多い.機械化しても完全ではなくよくて正解率80%くらい.そのために入カの結果を確認する必要がある.しかし,総合的に優れている.
- 認識による方式
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○紙に書いた文字を機械に直接読ませる方法.現在のところ英数宇やカナの読みとりに使われている(郵便番号など),漢字はむずかしい.
○ペンの移動を読みとりコンピュータに漢宇を認識させる.けっこう読み取れるが,入力速度が遅い
○音声認織,技術的に課題が多い.日本以外ではキーポードで考えているので,これに対する期待は日本だけ.音声が入力された後の課題としては話し言葉との違い.話すことはキーボードを押すのよりも疲れる.同音異義語の選択や編集作業のために何らかのキー入力を必要とする.認識は完全でないので,キーボードでの入力も必要である.
カナ漢字変換の優位性