mendexのインストール方法
- ダウンロード
これは,展開すると mendexk2.5 名のフォルダーが作製されます.既にPowerPCでコンパイルされたmendexも含まれています.漢字コードはs-jisです.別なタイプが必要な人は,
kana.h, ktable.hの漢字コードを変換し,後述のインストールからやります.
mendexインストール先は, /usr/local/bin
/usr/local/share/texmf/web2c/texmf.cnfに以下の修正を加える.
% Makeindex style (.ist) files.
INDEXSTYLE = .;$TEXMF/makeindex/ist//
INDEXDICTIONARY = .:$TEXMF/makeindex/dict//
関係するディレクトリを作成する.
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex/ist
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex/dict
- アスキー日本語TeX(pTeX)ソースからやる人は,ここのpTeXのソースからダウンロードできます.
インストール
1. TeX を展開したディレクトリで mendex を展開します。
% tar zxvf $WORK/mendex2.4b.tar.gz -C $WORK/$TEX
2. kana.h と ktable.h の漢字コードを然るべく変換します。例えば
% nkf -e kana.h > kana.euc
% mv kana.euc kana.h
ktable.h についても同様にします。
3. コンパイル&インストールします。
% make
% strip mendex
% cp mendex /usr/local/bin
4. スタイルファイルと辞書用のディレクトリを作成します。
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex/ist
% mkdir /usr/local/share/texmf/makeindex/dict
5. texmf.cnf に次の二行を付け加えます。
INDEXSTYLE = .:$TEXMF/makeindex/ist//
INDEXDICTIONARY = .:$TEXMF/makeindex/dict//
6. もし英語版の makeindexk をインストールしていない場合は makeindex
という名前で mendex を参照出来るようにしておきます。
% ln -s /usr/local/bin/mendex /usr/local/bin/makeindex
これでインストールはおしまいです。なお mendex をコンパイルするためには、
kpathsea ライブラリが予めコンパイルされている必要があります。
使い方
synchrotron.tex を例にしています.
■プリアンブルに以下のように
\makeindex を入れます.
\begin{document}
本文中
専門用語\index{せんもんようご@専門用語},これで索引が作られます.
\printindex %ここで索引が出力
\end{document}
コンパイルの方法(以下のバッチファイルを作製しておくと便利です.)
% >platex synchrotron.tex
% >mendex -s myindex.ist synchrotron.idx
% >platex synchrotron.tex
% >dvipdfmx synchrotron.tex
% 最終製版はx-ray.idxに索引のア行などを追記してtexcallでコンパイル
myindex.istの中には
delim_0 " \\dotfill\\ "
delim_1 " \\dotfill\\ "
delim_2 " \\dotfill\\ "
が,書かれています.
synchrotron.idxの中にはインデックスのリストデータがファイルされています.
synchrotron.indの中には,索引の整理された結果がファイルされています.
■要注意
索引が作られないときは,synchrotron.idxのデータにバグのあるときが多い.
synchrotron.idxを開いてcheckすること.